ついに今年は草刈り業者に依頼する30万円くらいの費用は親類で誰も払わないことになる。おばあちゃんが将来を気にしていたしご近所の迷惑になるのは避けたいので自分の夏の賞与を雑草のお金に当てることにした。みんな相続のお金の話以外に家には興味ないようだし、花の家に来るのも俺だけだから当然と言えば当然か。孫の俺が払うのはおかしいと言われたが、個人的には名誉なことだ。まだ花の家の雑草は生い茂ってきたが、冬に刈り続けたお陰か今のところは背の高い草はないのが救いだ。
雨こそ降っていないが曇り空。庭では初夏の時期になるのにオナガがアンテナの上で休み求愛の声で鳴いていた。背の硬い雑草を刈った後はおじいちゃんが育てていた紫陽花やブローディア、キョウチクトウ、デイリリーやバラを記録して押し花用に花を積んだ。同じ西洋紫陽花でも色々と種類があるのが面白い。2階の窓を開けたらヒヨドリがたくさん居てお互いに驚いた。
帰ってから押し花を作ったが、意外にも紫陽花は小ぶりの花房(花序)であればそのまま電子レンジで乾燥させるだけでいけそうだ。ただ色が濃くなるので、淡い色のままにしたい場合は花を1つづつ取ったほうが良さそうだ。いずれにしても個人的には乾燥剤や圧着よりも電子レンジで調整していく方が簡単に思える