栃木市岩舟「時すがら」生きてる人、いますか 20
反省と仕切り直しをしたくて旅に出た。 消えたいと思った時、向かう場所の一つ。電車の端に座って空気の様に運ばれる。期待はゼロ。目的もない。それでも時代は経過して、その時々で同一なんてことはなくて。必ず静かに裏切られるから繰り返し向かう場所。 1時間の電車を待つ間。自分は何をすればいいのか分からなかった。沢山のベンチの中でいちばん端っこに座って店員さんが薦めてくれたコッペパンを食べ終わる。優しい笑顔と違って舌が痛くなるほど辛かった。気づけばなぜか1つ置いて隣に座ってきた学生の姿。何かをしているらしい。キョロキョロする自分が嫌なので、たいてい外に出た時は見回すことをしない。視点を前にしたまま、精一杯、視野の中に映るか映らないかの範囲で想像すると、何か勉強しているような携帯をいじっている様な。とにかく何かに集中していたようだ。 自分は生きるのが下手くそだ。だからそれを認めるためにここにいるのかもしれない。どれくらいの速さで生きれば……なんて考えるだけ無駄で。勝手に進む世界の背景としていることは確かで。 俺に世界は変えられなかった。 自分にはこの虚無感こそが、石のように変わらない存在としてあり続けるのかもしれないなと。そう思いました。 ▼ チャンネルのご案内 癒しになれたらとか、友達になって欲しい……なんて無責任なことは言えないけれど。生産性の向上とか仕事術に悩んでしまう時代。悲しい時もつらい時も、そっと傍に置いて欲しいです。ルールとか社会マナーなどと切り離して、生き方だったり考え方を旅や散歩の中で感じられる時間を共にしませんか? ▼ 今回の関連リンク 岩舟石の資料館 https://goo.gl/maps/pGPe4b4cJ3q13o7EA ▼ フォロー Twitter : https://twitter.com/co_ta Instagram :...