藤を見るために友達と茨城の笠間や常陸太田を巡った。車は友達の新車のヤリス クロス。行き帰りとも事故で渋滞はあったがゴールデンウィークの連休期間であることを考えれば道も円滑だった。

常磐自動車道で石岡・小美玉から笠間の北山公園へ。藤棚が道になっていて自然の藤も見ることができた。射撃場が立地する場所に藤棚があり、銃声が鳴り響く中で藤を楽しめるという世界的に見てもなかなかないであろう体験ができた。数年後にはJapan Onlyとしてインバウンド客で賑わうこと間違いなしだなとか雑な会話をした。

笠間は笠間焼で有名な地でありちょうど陶炎祭という益子の益子焼とともに焼き物のお祭りをしていて賑わっていた。ただ混雑は避けたかったので、同じく笠間のつつじ祭りへ。こちらは賑わっていたが比較的穏やか。入り口では時期が終わったと書かれていたが、まだ十分咲いていて綺麗だった。北関東だと群馬の館林がツツジで有名だが、笠間はかなり良いと感じた。

城里町の「寧々」という食事処へ。この牛すじ煮込み定食がとてもおいしかった。最近は白米が高騰して稀に手に入れるのも難しいくらいで、そもそもは美味しいご飯を食べにいいこうという話から始まっていたのでとても満足だった。お店の人の感じも良かった。周囲は茶畑に囲まれ、友達が茶畑の農園の名前と定食屋のお店の人の苗字が同じだと言っていたので親類でやっているのだろう。そういう背景もとてもいい。

水戸森林公園のふれあい広場で山羊を見る。人間と同じ場所で当たり前に放牧されている。地元の人が紹介してくれた「ヤギのソフトクリーム」はとてもおいしかった。全て手作りのようだ。ただ販売しているチーズにはヤギと書かれていて、実際に売店も森のシェーブル館という名前だが、ソフトクリームが本当に「ヤギ」という表記はなかったので本当にヤギなのかどうなのか友達と疑問に思っていた。ただ、そんな地元の人が「ヤギのソフトクリーム」と呼んでいて実際はそうじゃないようなものというのは各地にありそうで、そんな背景も含めていいよねと笑って次の目的地へ。

那珂川などの川沿いの田んぼが綺麗だった。田植えも結構夕方遅くまでやっていたのは、今日以外の日が雨が多かったからだろうか。米不足となって農家さんには感謝しかない。

常陸太田の西山荘に着く頃には16時の閉館時間間近だった。元々は隣の西山公園に行く予定だったので切り上げて向かおうかと思いつつ、進めるところまで進んでチケット売り場の前まで来た。すると警備員の人が片付けの作業をし終わってこちらを見てきたので「もう閉館ですよね?」というと「あと40秒」と告げられ、流石にそんなギリギリに入るのは悪いので「また今度お邪魔します」という会話の後に東京から来ていることを知ると「入っていきなよ」と言ってくれたので甘えることにした。

「門を少しだけ開けておくから、」という言葉が少し引っかかったが、実は16時最終入場で16:30完全閉園だと思っていたのだが、それどころか15:30最終入場で16時が最終入場だったようだ。そのおかげで園内はほぼ誰もいない中で静かな時間を満喫できた。

帰りは道の駅ひたちおおたで菓子パンとカフェオレを飲み、最後に近くの田んぼで夕陽と鷺を見て帰路についた。夕食は柏のリンガーハット。静かで穏やかながら時間も移動も完璧で満喫できた

COTAの手記
銃声が鳴り響く中での藤という世界的にも貴重な経験をしてから笠間のつつじ祭りへ。米の高騰の中で最高の牛すじ煮定食を頂いてから水戸森林公園で山羊と戯れる。閉園時間後に入れていただいた西山荘で穏やかな時間を過ごせた
天候: ,
このとき居た場所
  • 茶
    城里・大洗・茨城(東茨城郡)
  • 日本庭園
    西山荘(西山御殿、西山公園)
この時に触れていた物事・更新履歴
  • ヤギ
    ヤギ
  • ヤマブキ
    ヤマブキ

    北海道から九州の低山や丘陵地に普通に生える落葉の低木です。美しい山吹色の花が咲く

このときの気持ち
  • ひとは自然と穏やかさを求めるものだと思います。不安から切り離された平穏になるヒントやその記録を集めました
  • 誰かの視線を気にするのではない。好きなことで心を豊かにできる趣味の見つけ方や、趣味そのものを記録しました

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ひとりでも多くの人の心が軽くなりますように