また、会えますように。
人は追い詰められた時、何か外部の責任にしてしまいます。もちろん起こってしまったことの原因究明や追求は大切です。でも今はまだ解決に向けた道の途中です。 まず自分はどうすべきか。多様化している時代に自分が知らない分野や業種のせいにしたり、わからないことを追い払うのではなく、どう折り合いをつけていけるか。これはチャンスだと思います。 祖母はこの夏に言いました。世の中は大変そうだ、と。でも同時にこう言いました。「今までの近所との無理な付き合いが減ったのは嬉しい」と。昔のように、亡くなったら隣の家の人が穴を掘って埋めるなどの縁もないのに、ギフトや挨拶など表面上だけの付き合いが増えるのは苦しかったと。 もちろん感染症は良いことではありません。まさに今、祖母はベッドに縛られています。物理的に縛られています。 でも、どんな状況下においても、何か新しい光を感じ取り、そして工夫するか。それこそが人類のあるべき姿ではないでしょうか。シングルマザーの家に生まれ、唯一の男兄弟を結核で亡くし、国に従うことはあっても頼るなど発想もない時代、本当に貧相な泥まみれな姿で農家をやってきた祖母から、私はそういうことを感じてきたのだと思います。 この先、世界は今まで想像できなかったもっとひどい困難に直面するかもしれません。でも大丈夫です。だって今までもみんなで工夫してきたじゃないですか。そしてそのさきにある自由というスープをみんなで分け合って飲めるように。 祖父も祖母も、戦争に行った人はみんなこの言葉を笑いながら口にします。 だから、いまはまぁ、「しょうがない」ね。 ▼ チャンネルのご案内 癒しになれたらとか、友達になって欲しい……なんて無責任なことは言えないけれど。悲しい時もつらい時も、そっと傍に置いて欲しいです。ルールとか社会マナーなどと切り離して、生き方だったり考え方を旅や散歩の中で感じられる時間を共にしませんか? Youtube:https://www.youtube.com/c/CotaJp Twitter : https://twitter.com/co_ta Instagram : https://www.instagram.com/cota/ * 映像中の「看護士」は正しくは「看護師」の誤字です。...