紅白やピンクの梅が満開で鳥たちはお祭りのように鳴いていた

花小金井の駅に着くと13時前後は使いやすいバスが無い時間帯で、貸し自転車を借りようとしたが返す側で返却可能台数がゼロだったため諦めた。
歩いて行くことも考えたがちょうどタクシーが止まっていたので「野中東通りの東京街道へお願いします」といつも通り伝えたが、タクシーは小金井街道よりもさらの西側へ進んでいった。そこで改めて聞いてみると野中通りという通りだと勘違いしていたようだ。野中通りという存在を知って見た事のない風景が見れたのだが、運転手さんには深々と謝られてしまった。
場所が分かりづらいので「オレも昔、分かりやすいだろうと思って多摩六都科学館の方の東京街道のセブンイレブンで」と伝えたら違うセブンイレブンに向かってしまって申し訳ないことをして、それとはさらに別のセブンイレブンもできたから難しいですよねという話で盛り上がった。運転士さんから間違えたからと割引をされてしまいそうになったのでそれは断ったのだがそれもまた余計に面倒をかけてしまったかもしれない。
セブンイレブンに寄ると地域限定のコーヒースムージーが販売終了となったのか売っていなかった。花粉が多く目が痛む。おじいちゃんも花粉症で可哀想だったことを思い出す。先週の平日は花小金井にも雪が降っていたというので、花の家で雪景色が見れないまま取り壊しを迎えそうで少し惜しい。
花の家では紅白の梅の他にピンク色の豊後梅の花も満開近くなった。この物置の前の木のことは杏だろうと思っていたのだが、最近念のためChat GPTに聞いてみると、どうやらこれは豊後梅が正しいようだった。この豊後梅という品種は、梅と杏の交配種だというから難しいわけだと思った。しかし、豊後梅の写真を色々と見て回っても、近い梅が見当たらなかったので確実に豊後梅なのかどうかはまだわからない。
ムクドリやヒヨドリの他にオナガや夫婦のメジロが梅の花をついばんでいた。メジロのつがいは何組か来ていたように見えた。とにかく通勤時間の電車のように昼間にはたくさんの鳥が梅に訪れていて、鳴き声の合唱がお祭りのように賑やかで面白かった。
花の家の中でも庭の紅白の梅の色が、縁側や居間の床まで染めるこの時期が特に大好きだ。いつまでもぼーっと黄昏ていたいが、夏が迫っていることもあるため雑草の除草作業をしていたら日が暮れた。