(No title)
COTA
COTA
COTAの手記
みんな相続や自分の立場や経験については主張するものの、この花の家に関心があるのは俺だけのようだ。初夏から雑草についての対策を訴えるも受け流されている。相変わらず毎週末に片道2時間かけて通うことはできても、自分で草むしりをするのは面積的に無理だ。現実的には草むしり業者を依頼することになるわけだが、20万円くらいの草むしり代を自分で出したいと言っても、あなたが出すのはおかしいと止められてしまっていた。
今日行くと雑草はさらに悪化していたので改めて報告したが、またも相続の進捗次第という話になってしまった。帰りがけにインターホンがなったので出てみると近隣にお住まいの方で、雑草について強くお叱りを受けてしまった。自分も気持ちは同じなので、お叱りはもっともだと思う。できることとして、近隣の方から苦情が来ているともう一度雑草の対策を訴えた。ようやく動き出しそうな気配がある。来週か再来週には直接謝罪とスケジュールの説明に行こうと思っている。
おじいちゃんとした約束の家を継げないのは仕方ない、墓を守れないのは直系の家じゃないから仕方ない、仏壇も守れないのも仕方ないかもしれない。でもこれさえも仕方ないことなのだろうか。相続をうまくいかないのはあなたたちだから謝罪しろとも言われている。なんとかしたいのに自分には権限がなくて何もできない無力感が、大切な家を蝕み増え続ける雑草がその気持ちそのもので虚しい。
今日は撮影もするつもりだったが、花の家についてカメラを起動したら電源がつけっぱなしになってしたようでバッテリーが切れてしまっていてやりたいことは何もできなかった
天候: 曇, 暑い