がまんばかりの人生です
いろんな人にいい顔をしたいのかもしれません。でもその受け止め方は心を向けてくれるまわりの人がかわいそうです。もちろん「人生とはがまんだ」とは言いません。でも人間関係のつるくかたや受け取り方によっては関係はがまんにもなります
どう受けとめたらいいか
他の相談わく(ライブ配信)などで相談する相手によっては「つらいね」「苦しかったね」と同じょうをよせてくれるかもしれません。だけど、それが「このままでいいんだ」と受け止めて長い目で見たときにあなた自身を苦しめることにつながります。
そうしてしんどくなる前にすなおにあまえる。それがまた相手から信用をえることでもあります。それができないのに、自分の苦しさがあふれてから「がまんばっかりだ」というのはあまりにも身勝手で、せっかくまわりにいてくれる人に対して失礼です。
オレのおじいちゃんは第二次世界大戦のとき、ご飯はおみそしるだけ、ミソも手に入らない時はきゅうりに塩を入れたお湯で乗りこえたと言います。もちろん今の物が手に入るゆたかな時代となやみの形はちがうでしょう。
しかし、「なんで100万円が空からふってこないんだよ」と受け止めることもできれば、「今日はきゅうりが夜ごはんじゃなくてありがたいな」と受け止めることもできます。
人間関係も先まわりして立ちふるまう。たとえば知らない人とぶつかった時に「チッ」とした打ちをすれば相手もおこるでしょう。しかしたとえ自分が悪くないと思っても「すみません!ぼーっとしてました」と言えば、相手も「いえいえ、こちらこそ」となるかもしれません。
もし同じがまんをするなら先にしたほうがその先は明るくなるでしょうし、友達やパートナーであれば相手の気持ちを考えながら先に甘えれば「がまん」という受け取り方にはならないはずです