やりたいことにふり回されてしまう時には どうすればいいか
心は「よく」と「徳(とく)」でできていると思います。「よく」はほしいものだからわかりやすい。「あいされたいからがんばる」と自分を高めることもできる。
でも「よく」だけだと相手のために行動しているようで「自分がどう見られるか」と、結局自分勝手で関係は終わる。
そこで必要なのが「徳」です。
「徳(とく)」は相手や相手の先にいる家族、相手のパートナー、相手が大切な人とか、ようするに世の中のためになること。
徳(とく)の中にも人の見てるとこでする良い行いと、人に見えないところでする良い行いがあったりします。
徳を積むことで長い年月がたって楽になるのは他でも無い自分自身です。
世の中を分かったように思ってえらそうに見下したり、悪口やかげ口ばかり思ってると、「自分もそう思われてるんじゃないか?」と世界がくらく見えてきます。
あなたがもし生きることに苦しいのなら。それは反対側から言えば自分ばかりで世の中を大切にしていないからあたえられてる苦しみかもしれない。
すぐに結果は出ない。だから徳を積むわけです。徳がなにかというのは人それぞれの考えによります。
「よく」が高いと「いろんな人にいい顔を見せようとする」ので不安定になります。自分の考えを持って、他人にどうにかして気に入られようとすることよりも、時に「それはちがう」「好みではない」と伝えることも、世界全体の中でのあなたの立ち位置がはっきりします。そうすることで、他人によけいな期待感を持たせずにすみますし、自分もまたまよいがなくなる。それこそが本当のやさしさであって、世界にとっても「良いあなた」だと思います。