(No title)
COTA
COTA
COTAの手記
東京病院 656だかの通路側の部屋のままだった。カーテンを開けるとおじいちゃんと少し目が合った。でもやはりちょっとぼーっとしている。話しかけると「うん」と言っているような声を発した。
前回同様、iPhoneの中に入れている演歌を聞かせた。水森かおりさんや中村美律子さんなど。(栄養を入れるための管を取ってしまうのを防止するための)手袋を看護師さんに面会中だけ取ってもらって手を握りながら。しかしずっと手袋をしていたせいか暑かったようで10分くらいして「大丈夫」っていう感じで手を握り返すのをやめた。実際、手は熱が出ている時よりも過去最高に暖かかった。
足のマッサージをした。足を触られていると、おじいちゃんは(掠れた声だが)はっきりと「ありがとう」と言っていた。
花の家へ。下里団地、滝山団地、西団地などを経由するバスが一時間に一本くらいあったのでそれで花小金井五丁目(野中北・おじいちゃんの家の最寄りバス停)へ。おじいちゃんが欲しいと言っていたと言うメガネを取りに行くことに。
おばあちゃんが飲み物を買ってきてというので、暖かいココアと自分用のカフェラテを向かいのセブンイレブンで買ってきた。そして岬と会う予定もあったので17時前くらい(本当は16時半目標だったが)まで話していた。
おばあちゃんがいうには縛られるというのはもっとすごいということなのかと思ったと。近くの家の人が病院で縛られるというからどんな大変なことなのかと思ったらそうでもない、24時間誰かが張り付いているのは無理だろうからと理解を示していた。
元気な時のおじいちゃんの方が何かを言っても反応が薄かったせいか、今のおじいちゃんはちゃんと反応してくれるしいいねと。「ちっとは私のことを悪く思わないようになったかね」と言っていた