もりすけ

COTA
カフェ接客業
Cotaとは男である。 高校に入学して以来の付き合いだ。あの頃から私にはないものをたくさん持っていた。 何をもって男と認めたのか。自分を持っていたから。当時それにすごく憧れを感じたのを覚えている。 好きなものを好きと言える強さ。理不尽ないろいろに屈しない心。やりたい事をやるためのお膳立てと、ここからはご自由にと手放せる懐の深さ。アクシデントを見守り、楽しむ余裕。 高校時代もそれ以降もCota君がいなければ体験できなかった事はたくさんあったと思う。 Cotaとは猫である。 犬派の私からすると何が彼を突き動かしているのか理解できない。 自分の見たいヴィジョンのようなものが獲物だろうか?それを得るための手段は選ばない。かと思えば、寄り道、遠回り、脱線、なんでもあり。面白くまとまればそれでいいのだろうか。 犬派の私はといえば、Cota君の投げるおもちゃで遊び用意されたおやつでご機嫌なのである。 狡猾な猫め。 Cotaとは電車である。 遅れてくる事はあまりない。とりあえずこの電車に乗っていれば安心。 景色を楽しんでもいいし、眠ってもいい。ディレクションに身をまかせるといい。
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