この夏は中華民国の台北に行ってきました。

個人的に旅の思い出が心情的に大きいですが、それは機会があれば別で書くとして、今回下調べをしてあらかじめSynologyのNAS、DiskStationを現地で購入しようと考えていました。他の電気製品やガジェット類は値段を見ても日本と大差ないので見向きもしなかったのですが、中華民国:台湾といえばSynologyの聖地。

台湾は個人向け・中小企業向けのNASの聖地と言っても過言ではないわけですが、お国柄として大きな国にメールや情報を管理されるのを避けて、クラウドもしっかり自分たちで管理するという意識が強いのか、後で紹介する一般エンドユーザー向けのスマホでもPCでもないもので攻めるのは非常に頭がいいと思います。

何よりここで紹介するまでもなく、SynologyのNASは容易にセットアップでき、しかも上級者向けには専用サーバーとしてもカスタマイズできるので日本が入り込む余地は中短期的にはなさそうです。(私のような初級者には、ファイアウォール設定自動化のためにも、バッファローやAirMacなどの有名ルーターと共に利用されることをおすすめします)。

台湾に行く前、念のために値段を現地ネット通販で調べてみると、かなり日本より安い(ぱっと見変わらないのですが、よく見るとHDD込みの値段だったり)。なので移動中に光華商場の裏手の紐華電腦 光華商場(實機體驗店)でSynologyのNASを入手しました。

Synology DS716+II
NT$ 13800 ≒ ¥43,800
(2016/08/26 現在)

実売は NT$13900で、おまけしてもらいました。日本だと 2016/08/26現在、Amazon最安値で¥70,465、ヨドバシカメラで¥79,360-ポイント10%。他の製品と比べると安さが際立ちます。

ということで、基本の願いは叶い、今一番ありがたく使っているのはこのNASですが、台北に行ったらにはということで最終日は中国(中華人民共和国)のシャオミへ。

台北小米之家

MRT行天宮駅の階段を上がってすぐの左手のビル2階にあります。特に何の発売日というわけでもなく、平日の朝一番11時到着でしたが開店待ちの方も居られました。

店内備え付けの注文用紙に記入して、店員に渡すと名前で呼んでくれます。


Redmi Note 3

上位のモデルもありますが、おもちゃとして割り切った廉価版。しかしスペックはかなり素晴らしい。と言っても、普段はAppleにどっぷり浸かっているiPhoneユーザーで、Android端末自体は、ASUSのNexsusタブレット端末と富士通のarrows m02しか普段は触っていないのであまり参考にならないかも。


Androidに分類されていて、前知識もあまりなかったのでテーマがxiaomi向きにカスタマイズされている程度なんだろうなと思っていたのですがかなり気合の入ったつくり込みで、ホーム画面のGoogleロゴがなければ新しいOSとしか思えないレベルです。そのAndroidを包み込むようなカスタムOSにMIUIという名前がついているらしい。


使い込んだ上に保護ガラスをしてさらにガラスが欠けているiPhoneと並べるのはiPhoneが可哀想ですが、実際ディスプレイも非常に綺麗。

MIUI OSについて

とりあえず英語に変更しています。フラットアイコンはiOSよりまとまりを感じます。

さっそくヘルプが出ます。二本指で「絞る」(ピンチイン)するとホーム画面のカスタマイズが出来るウィジェットの追加など)。ここら辺のヒントも比較的丁寧。

最初からあるToolフォルダを見てみると、xiaomiの各種ツールがここにまとまっています。

こちらも最初からあるGoogleフォルダ。これがないとAndroidとはわかりません。

タスク画面。

通知センター

右にスワイプすると、設定のショートカットが出てきます。便利。

確認ダイアログは本家Androidよりしっかりと出てきて、通知・位置情報などを使うときは必ず許可を求めてきます。これらは後述の設定画面で修正できます。


バッテリーの表示はアイコン・パーセント表示付き・トップバーから選べます。画面上部の緑のラインがトップバー。

ステータスライトの設定。iPhoneにはステータスランプはなく、Androidでは当たり前の機能ですが、アプリ別でも細かく設定できます。

Quick ballはiPhoneのアクセシビリティにあるようなショートカット機能を拡張させたようなもの。

通知・ステータスバー設定。特筆すべきはShow notification iconsでアプリから出される通知アイコンをまるまる消せます。個人的にAndroidの好きになれない理由として、通知が増えるたびに上部のバーにアイコンが蓄積されていくこと。その主張をすべて無効にできるのはありがたい機能です。

またキャリア名を入れるかどうかも設定できます。複数SIMの場合は有用なこの表示も、単数SIMなら邪魔な場合もあると思います。

とにかく美しさのために徹底して表示をコントロールできます。逆に無駄なカスタマイズは見受けられません。

MIUI os画面。アップデートはここから。

驚いたのは「位置情報使用中」にiPhoneのようにステータスが表示されているっぽいこと。個人的なイメージではAndroidは位置情報を垂れ流すか、オフにするかというイメージだったので繊細さを感じました。

ここら辺の感想を書くと、Andoroidはカスタマイズすればなんでもできるという紋切り型の反論がきそうですが、弄らずにできることとしての感想です。究極の理屈で言えば自作すれば世の中なんでもできますし、デフォルトで容易にできることこそが自分の生産性も上がるし、そこが製品のクオリティだと思います。

ゲストモード。

ここも素晴らしいと思った機能。まずこれはアプリ別に「位置情報」や「通知」などの管理をする画面です。Appsタブではアプリ別にソートされています。

Permissionsタブでは、機能別にソートされています。


Appsで適当にBrowserというアプリを表示してみます。

すると、そのアプリに与えられた権限が表示されます。**Permissions**タブでは逆にアプリ名が並んでいて、そこから設定できるというわけです。

iPhoneでは設定アプリのトップ画面最下部にアプリ別、それ以外がバッテリーやプライバシー(位置情報)や通知となっている代わりです。

今まで触ってきたAndroidではここまでわかりやすいものがなかったので素晴らしいと思いました。

次に驚いたのはSecurityというアプリ。このアプリは標準であるにもかかわらず、クリーンアップやウィルススキャン、充電池の管理、さらにはデータ通信容量の管理までできます。

格安SIMなどで容量制限があり、そこを越えると課金が始まる0SIMなどでは、この機能が標準で入っているのはありがたいもの。しかも月の容量をオーバーするとモバイルデータ通信をオフにする機能だけでなく、それを日割りにした時にオーバーすると警告またはデータ通信オフに設定できます。

MIUI 8では電卓に通貨変換機能がついたそうですが、基本アプリで多くのことができてしまうことを目指している意気込みを感じます。

それらは単純に機能提供だけでなく、端末の全体の情報デザインの統一や連携の向上にも一役買っています。

ただし一方で、天気アプリなどを中心に、iOSを意識しすぎていてパクリ感があることは否めません。ただそれ相応の研究はしている印象です。

紅米Note3 特製版 銀
NT$5999 ≒ ¥19,040
(2016/08/26現在)


 

YI 4K Action Camera

アクションカメラというと2016年の今はGoProが有名ですが、xiaomiも格安のアクションカメラを出しています。包装はRedmiなどのスマホと異なり、簡易パッケージ(段ボール)です。

ついでにこれも安かったため購入した三脚ねじ穴付きの防水ケース。

Androidに限らずiOS版の管理アプリも出ています。

本体のバッテリーを入れる場所に、Wi-Fiで設定するためのID(SSID)が書かれています。

内容物。microSDスロットを装備。これに充電用のケーブルがついています。試していませんが、micro HDMI端子もあります。

これはやばいだろうと思ったのが、本体上部にアップルの広報キャッチコピー「think different」のような「See Different」という文字が。あまりデジタル製品にキャッチコピーをのせるものを見たことがありませんが。

しかしSee Differentだと発音こそ少し似ていますが印象が全然異なりますね。受け取り方によっては、若干クスリをやってるような印象さえ受けます。

写っているのは後述のHomecameraですが、Action cameraのサンプルです。設定を変えた普通の画角。画像のクリックで生データへリンクしています。

こちらがデフォルトの広角。画像のクリックで生データへリンクしています。

操作は本体前面のボタンで電源が入り、ボタン周りの電源ステータスランプが強く青色に発光します。このランプは設定アプリで切ることができます。電源ボタンをもう一度押すと「写真」から「ビデオ録画」モードに切り分かります。電源を切るには長押しをします。

撮影は上部のボタンでシャッターまたは録画を開始・終了できます。上部と背面にも小さなランプが付いており、ビデオモードになっている(赤色点滅)か、録画中(赤色点灯)がわかります。

本体側面にはカメラと接続する時に押すWi-Fiボタンがあります。

製品の感触

使用するにあたって致命的な問題はなさそうです。ただこれはRedmiなどのスマホと違って、繊細さはありません。チープな部分が否めない。

本体前面・Wi-Fiの青色ステータスランプは強すぎる気がします(前面はオフにできます)。また動作を教えてくれる音も「ブザー」というのがふさわしく。静かさを求められる場所では使えません。

画質は見ての通りで、4Kは4Kなのかも知れませんが解像度はきわめて低い。ここは値段相応といったところです。私は最初から期待値が低かったので問題ありませんが、4Kと書くことで飛びつく人も居ると思うので、逆にこれは書かない方が納得する人が多いのでは無いかと思います。

製品外観は悪くなく小さく、アプリとの連携もスムーズで、最低限の記録を行う事はできます。

GoProよりも更にお遊び用として、または補助ドライブレコーダーとして、HDMIケーブルをつけて補助定点カメラとして使えると思います。

保護ケースはしっかりできています。私は保護ケースと付いている三脚穴を自転車に付けて、サイクリングの撮影・ドラレコとして使う予定です。xiaomiではドラレコはドラレコ用の製品があるようです(アプリ一覧を見ていてそんなのがありました)。

小蟻運動相機 都市白
NT$2595 ≒ ¥8230
(2016/08/26現在)

小蟻防水殻 白色
NT$595 ≒ ¥1890
(2016/08/26現在)


YI Home Camera

一方こちらは家庭向け監視カメラ。こちらも簡易パッケージです。

側面から。角度は制限がなく。やや下向きでも上向きでも問題ありません。

上記のAction cameraでもそうですが、ケーブル一つ一つにロゴが入っています。

しかし、せっかくロゴが入ったケーブルも、製品に挿す向きとは関係が無く、隠れてしまいます。こういうところがもったいないなと思うことも。

アプリです。これもよくできています。が、最初どうやってセットアップするのかさっぱり分からず、とりあえずインストールしたまで。

製品とUSBケーブルをコンセントに入れると、いきなり中国語をしゃべり始めました。パニック!

何を言っているかさっぱり分からないのでアプリで設定を始めます。カメラの「追加」を行う画面へ。

使っているルーターのWi-FiのSSIDを選ぶ画面が出てきます。そこにパスワードを入れろという若干恐ろしいことを言ってきますが、とりあえず入力して進みます。


するとQRコードが画面に表示されました。意味不明。そういえばなんかさっき中国語でしゃべってたなと思い……。

「彼」にQRコードを見せてみます。

「できた」てきな事を言うので、改めて画面を見ると祝福されていました。これで一通り完了。

さっそくファームウェアにアップデートが来ていました。

これが通常時の撮影。

部屋を真っ暗にしてみます。青色のステータスランプのみが点灯。これは設定で消せそうですが、消すと真っ暗なのでとりあえずこの状態でナイトモードへ。


特に何かをする必要はなく、部屋を真っ暗にすると数秒後に「カチカチッ」と音がしてナイトモードに切り替わります。色素はなくなったもののかなり鮮明。

製品の感触

action cameraより実用的な感じです。ただ個人的偏見によって、中国製の監視カメラというのはちょっと怖いなと思ってます。監視してるつもりが監視されてたとかないだろうかと。

実際アプリ側でカメラをオフにして寝ようとしたら、30分後くらいにカチカチという音がしたため、顔を下に向けて電源ケーブルを外しました。

ただアプリは非常によくできています。特定のエリアを自分で選んで、センサーでそこの物が動く・通りがかると「イベント」のポイントが打たれます。

あとでアプリからその「ポイント」付近の動画を見ることができます。その日になにがあったかをダイジェストで見ることができるわけです。

またスピーカーが付いているので、スマホ側でマイクボタンを押しながらしゃべると、カメラ側のスピーカーから再生できます。

作りは若干チープですが、実用性はあると思います。例えばペットモニターとしては十分です。

小蟻智慧攝影機 夜視版 白色
NT$999 ≒ ¥3180
(2016/08/26現在)


ガイドの方から

製品を買って帰ると、台湾人ツアーガイドの方から「なんで中国の買ったのー!」と突っ込みを頂きました。現地では普通に消費されているとは言え、日本人が色々と電子機器を買っていくのを見たのは少ないのでしょうか。しかしそんなガイドさんも「今度、xiaomiからスマートウォッチが出ますから。それはほしい」とのこと。よくご存知で。

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